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そういって軽く頭を下げて見せた。
「あの…先ほどは有難うございました。おかげで命拾いしました。」
「いえ…通達を無視した兵士たちが悪いのです。罰を与えたいと思います」
**「え

そう言ってバイオリンをイネ=ノの前に差し出して見せた。
「いいのかい?」
「はい」
返事をしながらイネ=ノに簡単なバイオリンの構え方を教えた。
**「そうです、はい、弓


「キク=カから一通り聞いたんだよ。
変わった名前の飲み物だなとは思ったんだが、花の種で作るお茶のことだったんだね。
**キク=カのところにたくさん植物があってたまたま似たような品種の

「どういうことですか?」
「最近君が現われた村周辺で奇病が発生していてね、
強い精神的ショックで心が壊れ失明する病気さ。
君も患者に会っているはずだよ。
**瞳の色が黒

「君がこの世界に来る事を知ってね、この子に探させたんだ。
うまく君を見つけることができたんでね、
*周辺の町に記憶喪失になった僕がいるから保護して宮殿につれてくるように伝えたんだ。

「君が戸惑うのも無理ないだろう。だがどこから話すべきか少々悩んでいてね。君をなるべく動揺させたくはないのだが…」
カップをソーサーへと置く。
**「なにか君から聞きたい事はあるかい?」

ほかに言葉が見つからなかった。
だってそうだろ?
目の前に半馬人がいたのだ。
しかも、しかもだ、顔をみて一体だれが冷静でいられよう。
僕だ。
**僕がいたのだ。

洗い立ての洗濯物のような、すごく安心できる優しい香りがした。
寒気はもうなく、体がぽかぽかと暖かく心地よい。
もう悪夢は終わったのだろうか?
**まだもう少しこのまま眠っていた

そこには入間が立っていたのだ。
服装はギリシャ神話に出てくる登場人物が着ているような布を体に巻いているし
身長も僕が知っているより気持ち高いような気もしたが、間違いない。
**

それはそれで嫌だ
だったらとっとと逝かせてくれたほうがましに決まっている。
そもそも僕は嘘はついてないし侵略者でも魔術師でもない。
叩かれたって何も出てこない。**